奉還町近過去マッププロジェクト

地域社会において多世代コミュニケーションを円滑に動かすために「昔話の共有」という手法があります。昔話における「昔」の定義は絶対的なものではなく、「20年前」という数値であったり、「わしが中学生の頃」というその人にしか通じない尺度であったり、語り手の主観によりゆれ動きます。そのため、語り手と聞き手の尺度が異なるとなかなか話がかみ合いません。

しかし噛み合わないといっても、どんな「昔話」であっても共通するのは、語り手が「たしかにその時代に生きていた」というリアル。聞き手が語り手のリアルを受け取りために必要なのは語り手の「昔」に焦点を合わせること。

そのためのツールとして、20~60年前後の歴史を3世代程度のくらしの期間が見える過去を「近過去」と定義し、語り手と聞き手を繋ぐ共通言語とすることを提唱します。

「近過去」を共有することで、よりスムーズに多世代コミュニケーションを図ることができるのではないでしょうか。 

このたび、奉還町商店街を「近過去」視点でながめるプロジェクトを始動させました。

ホームページを作成しましたのでぜひご覧ください。


一般社団法人SGSG

JR岡山駅前の奉還町商店街を拠点にするユニバーサルアプローチ視点でのユースワークを中心に教育事業を行う一般社団法人です。

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