ユースセンター完成のためのクラウドファンディング実施中
古い店舗を改修して昨年12月に部分オープンした奉還町ユースセンター、途中で資金が足りなくなり、改修がストップして約1年。今回、ユースセンターを完成させるためのクラウドファンディングを行います。
〇家庭でも学校でもない場の必要性
2022年度、SGSGでは岡山NPOセンターの委託を受け、「困難を抱える青少年アウトリーチ型実態調査」の中で100名以上の高校生にアンケート・ヒアリングを行った結果、「困ってからでは遅い。困る前になんとかする」形での支援の必要性を改めて痛感しました。ユース世代が、ユース同士または、ユースワーカーなどの大人に気兼ねなく相談することが出来る「場」、社会と繋がりを持ち成長できる「場」、困る前になんとかするための「場」をつくるため、支援の核となるのがユースセンターです。
〇奉還町ユースセンター
2021年8月に奉還町ユースセンター構想が立ち上がり、2022年12月、約1300万円かけて古い店舗を改修しました。しかし、このとき整備できたのは2階建てのうちの1階のみ。未整備の2階部分の屋根や壁など老朽箇所が目立つため、用途を極端に制限しながら使っている現状です。
〇岡山市の施策として「ユース支援」は空白地帯
本来ユース世代の支援は、行政の仕事であると私は考えています。ユース支援への理解が深い人口規模46万人の兵庫県尼崎市では、ユース交流センター管理運営経費として約4,838万円、ユース相談支援事業費として約1,848万円、ユース世代の活動や子ども・若者の育成支援に取り組む団体の活動の活動等を支援する予算として約512万円を一般会計より支出しています。(令和5年度当初予算)人口規模70万人の政令市である岡山市においても、直営または公設民営形式のユースセンターの設置、ユースワーカーの配置がなされるべきだと考えていますが、潜在的なニーズに対して直接的な予算措置がされておらず、子育て世代や高齢者への支援に比べると、施策の「空白地帯」になっていると言わざるを得ません。我々のような民間団体が非営利活動として実績を積み重ねユース支援の重要性を行政に対して訴えていくしかないのが現状です。
今回のクラウドファンディングでは、利用者が落ち着いた環境で余暇時間を過ごすことで真の自立をうながす場となり得る2階の改修箇所の費用のご支援をお願いしたいと考えています。どうぞ、下記リンクよりプロジェクトページをご覧ください。
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